砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

担当者の人は、咳ばらいを一つした。

「分かりました。こちらとしても、一人も留学生を出せなかったと言うのは、避けたいですからね。」

「ありがとうございます。」

よかった。これで、夢の一つが叶うかもしれない。

「十分に気を付けてね。治安も悪いだろうし、それにトイレやシャワーだって、完備しているか分からないし。」

「はい。頑張ります。」

何があっても頑張る。夢の為だもの。

「じゃあ、出発は1週間後。期間は3カ月間。持ち物は身の回りの物。あとは最低限の医療器具。頼みましたよ。」

「はい!」

私と津田先生は、笑顔で部屋を出た。

「それにしても、先生もへき地での医療に、感心があったんですか?」

「少しはね。」

先生もワクワクしているように見えた。