砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~

翌日。私と津田先生は、留学の担当者に推薦状を出しに行った。

「えっ?推薦状?」

まさか推薦状を出す先生がいると思わなかったのか、担当者は渋々その書類を呼んでいた。

「事情は分かりました。このお嬢さんが、へき地での医療を望んでいるんですね。」

「はい!」

私は再び興奮しながら、返事をした。

「うーん。でもね。学生が一人行ったとしても、お荷物なんじゃないでしょうかね。」

「そこでなんですが。」

津田先生が、近くにあるチラシを一枚取った。

「私も付いて行くというのは、どうでしょうか。」

「ええっ?津田先生も?」

担当者の人は、口をぽかーんと開いていた。

「私も一度、へき地で自分の腕を試してみたいと、思っていたんです。」