【企画】溺愛するには不器用すぎる。




俺の服をギュッと握って、俺のキスを必死に受け入れる華那が可愛くて可愛くて……。



こんな可愛い華那、俺だけが知っていたい。



他の男には絶対に渡さない。



一生俺が隣にいて大事にしよう。



そう、改めて思った。



「しょーちゃ……っんん……」



華那に名前を呼ばれてハッと我にかえり、華那から離れる。



「ご、ごめん華那っ……」



「しょーちゃん……大好きっ……」



真っ赤になった顔で、嬉しそうに笑って抱きついてくる華那。



暴走してしまったことを反省する俺とは反対に、華那は喜んでいる様子だった。



あぁ、俺はやっぱり華那には敵わない。
俺こそ華那がいないと生きていけない。



「しょーちゃん、これからもずっと私のそばにいてねっ……?」



「そんなの当たり前」



これからは“ただの幼なじみ”としてじゃなくて、“恋人同士”として華那を守っていく――



そう、心に誓った。



【END】