「華那がダメ人間になるぐらい、もっと甘やかしたい」



「も、もう、しょーちゃんってばっ……」



甘すぎるしょーちゃんの言葉に身体中が熱くてとろけてしまいそうだ。



「あ、華那の顔真っ赤」



「もう、イジワル……」



「はあ、可愛すぎて無理……」



そう言ってまた私をギュッと優しく包み込んでくれる。



しょーちゃんが甘やかしたいって言ってくれるなら、もうダメ人間になってもいいかななんて思ってしまうんだ。



「しょーちゃん、他の女の子のところ行っちゃダメだよ?」



「……そんなの当たり前。まず華那以外の女なんて視界に入ってないし」



しばらく私はしょーちゃんの温かい胸に包まれていた。
温もりと、優しい匂いがしょーちゃんと私の心が繋がったんだと実感させてくれた。