【企画】溺愛するには不器用すぎる。





ひと気のない屋上の前に私としょーちゃんだけが取り残される。



「しょ、しょーちゃっ……ひゃっ!」



「大丈夫か?」



名前を呼び終わる前にしょーちゃんに抱きしめられた。
大好きなしょーちゃんの匂いに包まれる。



「……っうん!」



優しく頭をポンポンとしてくれる大きな手。
ああ、やっぱり私が好きなのはしょーちゃんだ。
そう改めて感じた。