〜♪〜♪〜♪
自分にイライラしていると、ケータイの通知音が鳴る。
画面を見ると、華那からだった。
《わたし、明日からは自分で起きるから起こしにこなくていいよ》
なに、急にどうしたんだよ。
一昨日はあんなに甘えて起こしにきてって言ってたくせに。
もうすでに俺はいらない存在になってきているってことか?
「なんだよ……」
そんなにあの先輩がいいか。
そりゃ俺だって本当は華那をもうやめてって思われるぐらい甘やかしたい。
けど……いつも勝手に口からイジワルな言葉ばかりが出てくるんだ。
はあ……やっぱり優しい男がいいのかあ。
そりゃ、そうだよな。
既読だけつけてそのままスマホを枕元に放置した。