【企画】溺愛するには不器用すぎる。




それから一日の授業を終え、放課後になった。



――ブーブー。



教科書をカバンに入れていると、スマホが震えた。



確認すると佐々木先輩からのメッセージだった。



先輩、早速メッセージくれたんだ。



アプリを開いてトーク画面を確認する。



《一日お疲れさま。今日も幼なじみと一緒に帰るのかな?》



先輩、心配してくれてるのかな?
私が一人で帰るのかなって。
申し訳ないなと思いながら、



《お疲れさまです! はい、今日も幼なじみと一緒に帰ります》



と、文字を打って送信した。



――ブーブー。



はや、もう返信きた。



《そっか、残念。気をつけて帰ってね》



残念………?
って、どういう意味だろう。



うーん……まあ、いいか。



《ありがとうございます》



と、一言返してスマホの画面を閉じた。