可愛い可愛い華那が他の男と一緒にいるところなんて、想像しただけで呼吸困難になりそうだ。
華那のことを一番知っているのは俺だ。
今までもこれからもこんなドジな華那を助けてやれるのは俺しかいない。
そのことに華那もいつかきっと気づいてくれるはず。
……そう、信じて。
「……しょーちゃん? どーしたの? お腹でもいたいの?」
心配そうに俺の顔を覗き込む、華那の声でハッと我にかえる。
それと同時に上目遣いの華那が可愛すぎて心の中で頭を抱える。
あ〜〜マジ可愛い……尊い……。
天使すぎるだろ。
罪すぎる可愛さ。重罪。
「いや、何でもない。どうやったら華那が毎朝余裕を持って起きられるか考えてただけ」
「っな、なにそれ……じゃあ、毎朝しょーちゃんが起こしにきてくれたらいいじゃん!」
「………はっ?」
毎朝、俺が起こしに行く……?
寝ている華那の部屋に入って……?


