「じゃあ……華那ちゃんの連絡先、教えて?」 「えっ?」 私の……連絡先? 「だめ、かな?」 「えぇ、そんなことでいいんですか……?!」 私の連絡先なんてお礼にもならなさそうだけど……。 「十分だよ。俺、もっと華那ちゃんと仲良くなりたくてさ」 な、なんていい先輩なんだ。 すごく尊敬します……! 「わかりました!」 私もこんないい先輩とだったら仲良くなりたい、そう思った。