【企画】溺愛するには不器用すぎる。





それから準備を終えた華那と家を出発し、学校に到着した。



教室に入り、それぞれの席に着く。



はあ、今日は朝一発目から古典か……、だる。
古典って一番苦手なんだよなあ。



特に漢文とか本当に意味がわからない。
というか、理解する気にもならない。



「……え! いいじゃん、華那幸せだね〜」



「えへへ、まあね」



1時間目が古典ということにガックリしていると、華那とその友達の会話が耳に入ってくる。



幸せ……? って、なんのことだ?