何とか受け止めたけど……。 近い。 近すぎる。 そして華那と身体が密着している。 「しょ、しょーちゃんっ……ご、ごめんなさっ……」 「ほんと、ドジだなあ」 とか言いながら平然を装う俺だけど、心臓は尋常じゃないぐらいにドキドキしている。 「わ、私だってわざとコケてるワケじゃないんだよ! しょーちゃんのイジワル……」 あ〜〜っ朝からほんとに可愛すぎる。 可愛いを超えて……なんだろう、尊い。 笑顔も可愛いけど、こうやって少し拗ねた顔も悪くない。