アイツの話をする華那の表情を思い出すだけで、モヤモヤしてくる。



まさか、あの佐々木ってヤツを好きになったなんてことないよな?



だって、今日出会ったばっかりだもんな?



でも、華那の目はキラキラしてたようにも見えた。



俺はどうせ性悪だ。
そんな王子様とか紳士みたいに優しくなんてできねーし。



あーーー。
もう考えるのやめよう。



俺は頭の中のモヤモヤを忘れるために布団にもぐって目を閉じた。