……実は、私はしょーちゃんのことが小さい頃から好きだったりする。
けど、しょーちゃんにとって私はきっと妹のようにしか思われていない。
それに、告白したらもうしょーちゃんは私のそばにいてくれなくなるかもしれない。
だから今のこの距離感がすごく大切で、幸せなんだ。
「俺、屋上で30分ほど昼寝するわ。委員会終わったら連絡して」
「うん、わかった」
「委員会、図書室であるんだっけ。一緒に行こうか?」
心配性なしょーちゃんはどこへ行くにもついてきてくれる。
私が方向音痴だから……心配してるのかな?
図書室って普段あまり行かないし。


