第一章

私 田辺 愛羅(たなべあいら) は
ネイリストを夢見てせめて都会で自分を磨きたいと、
田舎から東京に上京をした。
家族から反対をされること無く支えられながら
日々仕事と勉強を両立し 夢に向かっていて走っていた。

だけどかなりのホームシックで度々実家に帰り
家族、友達と会うのも当たり前に。
休みが長く続けばすぐ帰る、そしてまた東京に戻り当たり前の日々を過ごす。
そんな繰り返しをしていたらいつの間にか
すきなひとができ、地元に恋人ができていた。

付き合えば遠距離になること。
それを分かった上で
彼は付き合おうと 言ってきてくれた。
当時の私は そんな言葉と癒し、また帰るときは次は恋人が待っていることの幸せがたまらなく嬉しかった。

遠距離は得意な方じゃなかったけど
LINEや電話 毎日のやり取りで幸せを感じいてた。
離れているからこそ 何かをしてあげたい
お揃いのピアスを買って送ってあげたりもした。
そんな風にそれなりに彼を好きでいた。
人並みに…。