――翌日。 夢であってくれと願ったが、もちろん翌日の仕事にも彼女は姿を現さなかった。 寝不足の身体に鞭打って、ハードワークを何とかこなすが、 頭は彼女の事ばかり考えて、非常に効率が悪かったと思う。 何をしたかも覚えておらず、気づけば仕事を残務処理を終えた深夜、 自宅マンションまで車を走らせていた。 何度電話しても、つながらない。 一体何が…あったんだろうか……。