【修正版】クールで無表情な同期が十年間恋情を患っていた理由


――翌日。

夢であってくれと願ったが、もちろん翌日の仕事にも彼女は姿を現さなかった。

寝不足の身体に鞭打って、ハードワークを何とかこなすが、

頭は彼女の事ばかり考えて、非常に効率が悪かったと思う。

何をしたかも覚えておらず、気づけば仕事を残務処理を終えた深夜、

自宅マンションまで車を走らせていた。

何度電話しても、つながらない。

一体何が…あったんだろうか……。