お腹に宿った小さな命

「うん、そうだね
お腹が少しづつ大きくなったり悪阻とかでやっとあぁ本当に私の中に自分の赤ちゃんが居るって実感したよ」

「でも俺にはそうゆう実感が無かったんだ
エコーで一度見たけどまだまだ神秘的だなって思ってただけなんだけど
こうやって初めて自分の体に感覚が伝わってきた時、やっと実感ができて
すごく嬉しくて、
俺の子供がここに居るんだって思ったら涙が出て来たんだ」


「うん…」

「本当、何もかも順番が違うんだけど
今すごく言いたくなった
俺萌音と夫婦になれて、萌音との子供を持ててすげー幸せ」
少し涙目になりながらも微笑んでくれた

「うん…ありがとう…私も涼介さんと夫婦になれて、涼介さんの子供を授かれてすごく嬉しいです」

「これからもよろしくな」

「こちらこそ!」

「ご飯冷めちゃったね」


「だな、温め直して食べるか?
それとも晩に残りの分食べる?」


「残りは晩に食べましょ?
私、今は涼介さんにくっつきたい」


「あ~、うんあんまり煽んないで
これでも俺すごい我慢してるから
好きな人が目の前にいるのに触れられないくて辛いんだよね」

少し顔を背けて髪をかき上げながらそう言った涼介さん

思わず格好良くて見惚れてしまう

はっと言葉の意味を理解して

顔が熱くなるのを感じた
そうゆう意味で言った訳じゃないけど
言われると意識しちゃって

「そうゆう意味では無いんですけど、」

慌てて訂正する
「分かってるよ、今は添い寝だけで我慢するよ
その代わり産まれて落ち着いたら覚悟しててね、我慢してた分抱き潰すから」
涼介さんの顔は意地悪な顔をしていて

さらっとそんな事を言われると恥ずかしくなるけど、どこか期待している自分もいた

だから…。

「お手柔らかにお願いします」

涼介さんの温もりを感じながら眠りについた