お腹に宿った小さな命

「あ~すげー緊張する!」

「そんなに緊張しなくても」

「掛石さーん」

「呼ばれた!」

「行こ!」

診察室に入って
お腹にジェルを塗ってもらい機械を当てる

画面にお腹の中の様子が映し出された


「すごいな、なんか神秘的だな」


「うん…順調に育ってくれてますよ
このまま順調に行けば予定日は12月18日ですよなので12月くらいに生まれてきてくれますよ
初めてのお産なので予定日より早く生まれることもあるので少しでも体調に変化があったら連絡してくださいね」


「はい!ありがとうございます」

お互い顔を合わせて微笑んだ

診察室を出て病室でゆっくりしてから涼介さんが家に車を取りに戻ってくれている間に荷物をまとめて病院をあとにした

「なぁ一旦家に帰って婚姻届を書いて提出してから俺の親に挨拶に行かないか?
親が会いたいってずっと言ってるから」


「うん!私も早く会いたい!」

「ん…ありがと」



ガチャ


「久しぶりの家だね」


「だな」



「萌音、こっちおいで」

「うん、」

涼介さんのところに行くと机に婚姻届が置いてあった

「あとは萌音の、名前を書くだけだから
書いてくれるか?」

「うん!」
すごく緊張しながら自分の名前と、判子を押す


「ん…ありがと!」

「少し休憩してから行くか?」

「ううん、今から行きたい!」

「分かった、じゃあ行こ」

車で役所まで行って
婚姻届を提出した

「確かに、受け取りました
ご結婚おめでとう御座います㊗️」

「ありがとうございます!」

たった一枚の紙なのに
その紙にはこれからの私達の未来が込められている

そう思うとすごく一枚の紙が重く感じる


まだ目立ってないお腹の膨らみをそっと撫でた


それから車に乗って涼介さんのご両親に会いに行った