「いいのよ、弥生!雪人もあー言ってるし、甘えよう?」
「そうそう!ほら、弥生ちゃん席つこ!早く私食べたい!」
私は強引に机に連れていかれた。
はぁ、つくづく思うわ。
ほんとに2人とも強引すぎるのよ。
「「「「「「いただきます」」」」」」
_________
_______________
朝ごはんの片付けが終わった頃、タイミングを見計らったように、氷谷先生が来た。
「おぉ、お前らちょうど良かった。今日、ここら辺の土地の散策をする予定なんだが、山に海に自然だらけで魔物が出なくもないらしいからお前らに着いてきてもらいたい。クラスはA~Eまでだがお前らもこの仕事が終わったら自由行動してもいいぞ!」
……めんどくさい…。
私はそう思い周りを見渡してみると、他のみんなも同じような顔をしている。
「そうだ!今夜、月夜祭りがあるらしいぞ!本当は祭りに行くのはは禁止だがこの仕事をしてくれたら特別に言ってもいいぞ!ここら辺で大きな夏祭りだ。屋台も出てて打ち上げ花火もあがるらしい。」
氷谷先生のこの一言で水無月くん以外の耳がピクッとなった。
…なんか嫌な予感。
「「やります!」」
やっぱり……!?
「俺も!」
「僕も!」
ちょっと?!
「お前ら2人はどうなんだ?」
ここで断ったら葉月達があとからうるさい気がするわね…。
今も目をギラギラさせてこっちを見てる…。
