「いいわよ。ただ、心の準備はしといた方がいいわよ……私に負ける…」
私は挑発的な笑みを浮かべた。
宣戦布告よ。
あっちから振ってきた対決、受けて立とうじゃないの。
「へぇ〜、面白い。そっちも準備しときなよ。舐めてかかると痛い目見るかもね…。」
水無月くんもやる気満々だ。
すごい本気な笑みで返してきた。
これは面白くなりそうね。
「「おはよう〜!」」
私達の話がちょうど終わったところで葉月達がおりてきた。
「おはよう、葉月、皐月。」
「おはよ。」
あれ?あと2人は…?
まだ寝てるのかしら?
「俺たちならいるよ〜!」
「僕達忘れられてたのかな?」
クスクスッと如月くんが笑いながら言った。
「わぁ、いい匂い!!これ弥生が作ったの?!」
キッチンに並べられてるフレンチトーストを見つけて皐月が言った。
「えぇ、そうよ。」
「さすが弥生ね、お腹空いた!」
「ありがとう、2人とも。」
私は出来上がった朝食を机に運ぼうとした。
「待って、僕達がやるよ!昨日は迷惑かけちゃったし、主に愛斗にだけど…」
そんな…いいのに。
「私も寝てしまっていたから人に言えないわ。」
