「そうだわ!葉月、皐月。部屋に戻る前に月と太陽元に戻らなくてはダメよ?」
私は1つ忠告した。
だって、男子3人はこのこと知らないからね。
「「はーい…」」
2人の残念そうな声が聞こえた。
こればかりはしょうがないわ。
でも、それぞれがペットと人同士で話せたのだから良かったわ。
「弥生ちゃん、桜ちゃん、今日はほんとにありがとう!」
皐月はとびきりの笑顔を私たちに向けた。
「ほんとに、2人ともありがとう!」
葉月もとびきりの笑顔を向けてくれた。
2人の笑顔は女の私でも惚れてしまうくらい。
私と桜はお互い目を合わせ、クスッと照れ笑いした。
「それじゃあ、リビングで男3人が待ってるだろうし、行くわよ!」
あっ、そういえば!
「今日の夜ご飯私の番だったわよね…。ごめんなさい!今どうなってる?」
「それなら今日は焼肉にしようってなったのよ!」
なるほど…。
それはいいわね〜。
でも、なんか大変なことになってそうな予感がするわ。
「ねぇ、一応聞くけど…リビングすごいことになってないわよね…?」
私はおそるおそる尋ねた。
葉月と皐月は目をみあわせて、
「「なってたわよ!」」
そんな自信満々で言わないで欲しい…。
でも、なってたってことは…、今はもう大丈夫ってことかしら?
