奇跡を起こした12の月光




「それは…桜ならできるかしら?」



「私?ちょっとやってみようか?私もやったことないからできるかわかんないのよ。」



やってくれるならやって欲しい!



だって月と人の姿で話すことが出来るかもしれないんでしょう?!



「「やって!」」



皐月も同じ考えだったみたい。



「やってみましょう!桜!」



「じゃあ、弥生も手を貸してくれないかしら?弥生も手伝ってくれたら確率が上がる気がするわ!」



「えぇ!やるわ!」



やった〜!



私と皐月はアイコンタクトをして、お互いのペットを呼んだ。



「「どうしたの?」」



やっぱ可愛いわ!



月も太陽も!



私たちの前には、猫とインコがいた。



「それじゃあ、弥生、行くわよ!」



「うん!」



「「チェンジ!」」



弥生たちの掛け声のあと辺りが眩い光に包まれた。



思わず私たちは目を瞑る。



光が治まってから目を開けると、そこには美人な女の子と、元気で可愛い女の子がいた。