~葉月side~
さてと、弥生大丈夫かしら?
私と皐月は今弥生の部屋に絶賛向かい中。
「ねぇねぇ、弥生ちゃんなんで出てこないんだろうね〜…。ご飯係今日弥生ちゃんの日だし、弥生ちゃんが係の仕事やらないことがなかったから…。」
「そうなのよね〜。」
そう、一番の問題は弥生が今まで係の仕事を放置したことがないというところにあるのよねー。
ただ疲れて寝ちゃっただけならいいけど…。
―――コンコン
「…」
あれ?返事がないわ。
「やっぱ寝ちゃったのかな?」
そうね〜…。
私はもう1回ノックした。
──コンコンコン
「…」
「入っちゃう?」
「そうしようか…!」
「弥生〜?入るよ〜」
私はガチャっと部屋のドアを開けた。
すると、部屋の中には弥生と見たことの無いかわいい女の子がいた。
「え?どうして2人が…?」
それはこっちのセリフよ!
「「その女の子誰?!」」
私と皐月が声を揃えて言った。
「あはは…それよりも2人の声なんで聞こえなかったんだろ…」
弥生が考えながら言った。
「私が中の声が聞こえないようにシールドを張ったら、外からの声とかも聞き取れなくなったみたい」
てへっと舌を出して可愛らしい笑顔で女の子が言った。
「もう!桜の仕業だったのね?シールド張ってくれたのは嬉しいけど、今度からは気をつけてよ?」
ん…?桜…?
「……え〜?!?!?!」
