「ほら、行くぞ!パーカー脱げよ。」
「は?嫌に決まってるでしょ?脱がなくても泳げるわよ。」
なんなのよ。
私の水着姿見たって可愛くないわよ。
「ほら、行くんでしょ?」
私は水無月くんを置いてみんなの方へ向かった。
だっていつまで経っても動かなそうなんだもの。
「おーい!愛斗は来ねぇの?」
水無月くんは、無言でこっちにきた。
「ねぇねぇ、弥生ちゃんパーカー脱ごうよ!せっかく海に来たのに…。」
皐月まで?!
なんでみんな私の水着姿を見たがるの?
すると私の心を見透かしたように、葉月が言った。
「弥生は可愛いんだから、もっと自信持ちなさいよ。」
私が可愛い?
確かに、人並みにだとは思うけど、葉月達に比べたら私なんてモブだよ…?
「葉月達のが可愛いわよ。」
「それはありがとう。素直に受け取っておくわ。」
私達はしばらく海であそんだ。
久しぶりにこんなにもはしゃいだかもしれないわ。
たまにはこんなのもいいかもしれないわね。
