一瞬で元の場所に戻った。
けど周りを見渡しても、男子たちの姿がない。
水着を取りに行ったのかしら?
「ねえ、葉月ちゃん。雪人達は?」
皐月が葉月に尋ねる。
「どこいったのかな?水着取りに行ったんじゃない?」
「あっ、そっか!取りに行かないと入れないもんね!よーし!着替えに行こ!」
私たちは更衣室に行き、水着に着替えた。
もちろん私は着替えたあとすぐにパーカー着たわよ?
「え〜!弥生ちゃんなんでパーカー着ちゃうの?!」
「そうよ!可愛いのに勿体ないわ!」
当たり前じゃないかしら?
私は別に2人に比べて可愛くないし、私の水着姿なんて見たい人いないわよ。
ちなみに、葉月はおとなっぽい黒のビキニで、皐月はフリルの着いた可愛らしい赤色のビキニだ。
私は白色のシンプルなビキニだ。
葉月達に弥生は絶対これって言われてこれにした。
「パーカーは脱がないわよ?そのままでも海に入れるし。」
「「え〜!私たちは着ないよ?」」
え〜と言われても…。それに…。
「葉月達はいいのよ。可愛いんだから」
「「(弥生も十分過ぎるほどかわいいですけど…。)」」
…?
「ほら、水無月くん達待ってるかもよ?」
「そうね。早く行きましょうか!」
「うん!いこいこ!!」
私たちは、着替えて水無月くん達が待ってるであろう場所に戻った。
