「だが、このクラスには重要な役割があるのは知っているな?」
そう、Sクラスには、いい所が沢山あるが、とても重要な役割がある。
「もちろん知っているだろうが、一応言っておこう。Sクラスの重要な役割、それはこの学園に危機が迫った時はもちろん、この国に危機が迫った時にも1〜3年生のSクラスに協力をしてもらう。なんせ、この国で一番の魔法学園だからな。」
この国の最高峰の魔法学園は、ここ、暦月魔法学園だ。
特にSクラスには、とても優秀な生徒が集められる。
だから、国に危機が迫った時にも対応しなくてはならないのだ。
「まぁ、とりあえず伝えなければいけないのはそれだけだ。じゃあ、順番に俺がしたように自己紹介をして言ってくれ。」
その言葉を合図に、1人ずつ自己紹介が始まった。
ちなみにSクラスは6人いる。
今年は多いわね。
普通、Sクラスは2〜4人くらい、それに今の2年生は4人、3年生は2人しかいない。
だから少しびっくり。
このクラスは顔面偏差値がすごく高い。
私も悪くない方だと思うけど、このクラスではそれも意味は無い。
Sクラスの引き立て役だ。
