私が暗い顔をしていたからだろう。
葉月が俯き気味の私の顔を覗き込んで心配そうな顔でみてきた。
「どうもしないわ。」
私は、何事も無かったかのように、いつもの私に戻した。
「ふーん…。ならいいけど…。あっ!そうよ!弥生がなんと言っても連れてこって皐月と言ってたんだったわ!てことで、弥生!行くわよ!」
ちょっ?!
私は葉月に手を引っ張られ、みんなのいるリビングに連れていかれた。
強引なんだから…って私も私か…。
全力で拒否しなかったんだから。
「さぁ!みんなで海にレッツゴー!!」
皐月の掛け声と共に、みんな移動し始めた。
はぁ、行くしかないのかしら…。
「ほら弥生も早く〜!」
ここでも強引に皐月と葉月に引っ張られながら海へと移動した。
