奇跡を起こした12の月光




部屋に着いた私は、部屋をじっくり見回した。



へ〜、こんな感じになってるんだ〜。



そこは、私が花の魔法使いだと言っているため、パステルカラーのピンク、緑、赤など花の色で暖かい感じの部屋だった。



想像以上にすごいわね。



私は、窓を開けてみた。



すると、すごく心地よい風が吹き抜けた。



すごく気持ちいいわね。



さすが山と海がある大自然の中なだけあるわね。



私は、窓を開けておくことにした。



「弥生〜!今ちょっと…ってすごい!!可愛い!!」



?!…ちょっとびっくりしたじゃない。



「葉月急に入ってこないでよ。」



「ごめんごめん!!」



もう、全く。



「で、何か言いたいことあったんじゃないの?」



葉月はあっ!という顔になった。



「そうそう!ねぇ、早速一緒に海i──」



「いや」



私は葉月が言い終わる前に私は断った。



だって外に出たくないもの。



それに海とか…。



もともと私は誰とも仲良くするつもりではなかったし…。



でも、葉月達がすごい私に絡んでくるから…。



もう手遅れかしら…?



私は自嘲気味に笑った。



「そんな遮ってまで言わなくても…って、どうしたの?弥生?」