奇跡を起こした12の月光




とうとう合宿ならぬ旅行の日がやってきた。



どこ行くかの話は何とかなったみたい‪。



今はSクラス専用のリムジンに乗ってお喋り中。



まぁ、ほとんど葉月と皐月が話してるだけなんだけどね。



たまに如月くんや、神無月くんが話に入っている。



リムジンはSクラスだけみたい。



その他のクラスは普通にバスで移動している。



Sクラスって色々とすごいわ。



お金のかけ方がおかしいもの。



まぁ、Sクラスみんな結構高い位の貴族だもの。



何かあったら大事になる。



当たり前か。



あれ、みんなが貴族のこと話してなかったかしら?



水無月くんがNo,2貴族ってことは言ったわよね?



まぁこの流れ的に大体は予想ついてると思うけど…改めて?説明するわね。



水無月くんはさっきも言った通りNo.2貴族



神無月くんがNo.4貴族



葉月がNo.5貴族



皐月がNo.7貴族



如月くんがNo.10貴族



ってところね。



ちなみにこの情報は桜が愁雨から水無月くんのことをきいた時、ついでに教えてくれたらしいわ。



だから、愁雨情報になるわね。



私?私のことはもうちょっとあとの話。



あっ、そろそろ着くわね。



あっという間に感じたわ。



降りたところは大自然のど真ん中だった。



当たりを見渡せば、きれいな海が見れる。



そして私の周りには木がたくさん。



空気も澄んでいてすごくいい場所ね。