~side愛斗~
なんで俺が怒られてんだ?
確かに自分でも無神経だとは思った。
でも、なんか無性に調べたかった。
音川さんについて…。
俺がそんなことを思っていると、
「そうだわ!私、弥生さんと2人でお茶会したいわ!愛斗、ちょっと私に貸してくれないかしら?お願いよ。」
母さん…?何言ってんの?
「おぉ、ならちょうどいい。愛斗、私に付き合え。」
父さんまで…でも逆らえない…。
だから、俺は頷くしか無かった。
本当は嫌だ。母さんが音川さんに変なこと吹き込まなければいいけど…。
父さんは、なんか話があるのだろう…でも、嫌な感じしかしない…。
父さんが言うのはいい話じゃない気がする…。
俺はひとつ条件を出した。
「学園の授業などが全て終わり、LTが始まる前には学園に戻れるようお願いします。」
そう…あまり長居はしたくない…。
だから、時間を指定した。
何故この時間かって?
それは、まぁ色々楽だから?
そんなのはどうでもいいんだけど…。
父さんと母さんは、俺のこの条件に賛成した。
その後、俺たちはそれぞれの場所に移動した。