水無月くんは、雨涙様にお叱りを受けている。
「弥生さんについては私も何も知らない…。もう、金輪際こんなことはしないようにな。」
水無月くんちょっとブラックなオーラが出てきてる。
まぁそりゃあね。
親二人に無神経だって怒られたんだから。
でも、これで水無月くんが私に対して追及して来ることは無いと思いたい。
面倒なこと極まりないわ。
「そうだわ!私、弥生さんと2人でお茶会したいわ!愛斗、ちょっと私に貸してくれないかしら?お願いよ。」
雨涙様?!何を言って…
「おぉ、ならちょうどいい。愛斗、私に付き合え。」
すごい展開に…色々と予想外だわ。
私たちは逆らえないので、お互い頷くしか無かった。
だけど、水無月くんがひとつ言った。
「ひとつだけいいですか?」
「なんだ?」
「学園の授業などが全て終わり、LTが始まる前には学園に戻れるようお願いします。」
時間の指定か。でもなんでLT始まる前にはなんだろう。
まぁ、知ったことないわ。
「いいだろう。雨涙は?」
「私もいいわ。だって十分な時間があるもの。」
2人の賛成の後、それぞれがそれぞれの場所に移動した。
