私は、学園内を散策し始めた。
それにしても相変わらず広いわね。
迷いそう…。
この学園のマップとかないのかしら。
間違えて、ほかのクラスの教室に行くなんて死んでも嫌だし。
桜なら分かるかな?
私は、死角に隠れてから桜を呼んだ。
「桜」
『はぁい!学園のマップだよね?それなら持ってるよ〜』
さすが桜!わかってる!
「見して。」
私は桜からマップを貰った。
ふーん。この学園、すごいクラスあるのに空き教室が沢山ある。
その中なら落ち着けそうね。
屋上とかもいいんだけど、私はあんまり外にいたくないんだよね。
それなら、寮にいればいいじゃんって思うかもしれないけど、昼間は学園に居ないと。
そうお父様とお母様に昨日言われたのよね。
だから、せめて学園でも静かな場所にいたいから、探すの。
マップを見ていると、なかなかいい場所を見つけた。
周りは特になんにもなくて、静かそうなところ。
私はそこにしようと決めて、目的地まで歩いていった。
