奇跡を起こした12の月光




「それでは、そろそろ帰ります。」



私はお母様達に別れを告げて、寮に帰っていった。



お父様に、週一で帰ってこいって言われた。



けど、さすがにそれは、きつすぎる。



それに、何よりめんどくさい。



行くこと自体はめんどくさくないんだけど、水無月くんにまた絡まれそうだから。



次帰れるのは一月後くらいかな。



愁雨に調べてもらってることは、分かったら連絡するよう言ってある。



だから、心配はいらない。



ただ、どうしようかしら。



これから学校に行ったとしても授業受ける気は無い。



授業ほどつまらないものはないわ。



そうねぇ…どこかサボれる場所ないかしら?



静かで、誰にも邪魔されないところ。



そうだわ!今日学校に行って探検がてら場所を探せばいいのよ!



てことで、今日からは学校に行かないとね…



今は朝の7時



みんなまだ寝てるかしら?



学園に9時登校だから、まだ寝てるわよね。



みんなの朝食でも作ろうかしら?



思い立ったらすぐ行動!



私は、朝食を作り出した。