そういうと、葉月達は少し不思議そうな顔をした。
「珍しい…。いつもなら教えてくれるのに」
じーっと観察するような目で葉月と皐月に見られ、私は少し萎縮してしまった。
でも、教える訳にはいかない。
今日は2人でちょっと特別な夕食にしようと話していたのだ。
だから、まだ秘密だ。
「ダメなものはダメよ。食べる時のお楽しみよ」
私は、にこっと微笑んで2人に言った。
「「はーい」」
何とか諦めてくれたっぽい?
「じゃあ、私たちは買い出しに行ってくるわ。」
校舎を出たところで私がそういうと愛斗と共に買い出しへと出かけた。
行くからにはしっかりと準備しないとね〜
寮にも、十分な食材はあるんだけど、それはまた今度。
何かいいものないかしら
