「写真お願いします!!」
皐月がそう言って近くの接客をしていた女の人に声をかけると、彼女は快く了承してくれた。
「はーい!撮りますね!3・2・1」
───カシャ
「撮れました!皆さんとても可愛らしいですよ!彼氏さんに来てもらった方がいいかもしれないですね…」
写真を撮ってくれた彼女はぼそっと最後に言った後、すぐに持ち場へと帰っていった。
何言っていたんだろう?
「弥生〜!行くわよ!」
葉月の言葉にハッとし、私は2人を追いかけた。
そろそろ文化祭1日目が終わろうとする時間になった。
私達は着ている服を返そうと、借りたカフェに向かっていた。
「楽しかったね〜今日!明日すっごい頑張れそう!!」
皐月がそう言うと、私たちは頷いた。
「そうね。私も楽しかったわ!久しぶにりこんなにはしゃいだかも…」
そう言って3人で話していると、前から誰かが歩いてきた。
「おっ!なんかかわいい女の子たちがいる〜!」
見知らぬ男の人3人から声をかけられた。
「ねぇねぇ、学園祭ももう終わるし、これから暇でしょ?一緒に遊ぼーぜ!」
