奇跡を起こした12の月光





「今日はみんな学校行く?」



葉月の問いにみんな反応した。



確かに…もう学校に行くの自由じゃん。



「私は行くつもりだよ〜!!」



「僕も〜」



「俺も〜」



「俺も」



ふーんみんな行くんだ〜…



私は今日休もかな〜…久しぶりに家に帰りたいし…って行っても学校に来て1週間も経ってないんだけどね…‪w



でも私は、いろいろと帰ってやりたいことがある。



「私は行かないわ…」



「なにか用事でもあるの?」



「うん…ちょっとね…」



葉月からの質問に曖昧に答えた。



別に授業出なくてもいいみたいだし、ちゃんと答える必要は無いよね…。



なんか…水無月くんに見られてる気がするけど、まぁいいや。



「そっか〜…残念だなぁ…」


皐月が少し落ち込んでる。



世の中の男なら、一発でやられちゃうんじゃないかしら。



皐月のこの可愛さに。



「まぁまぁ!弥生にも色々あるんだよ!てことで、ほら学校行こ!」



皐月は、しょんぼりしながらも葉月について行った。



私は、この寮に1人になると、自分の部屋の1番奥の部屋に行った。



たとえ、ここに誰もいないとしても、油断は禁物だ。