奇跡を起こした12の月光




しばらく歩くと、どこからか私を呼ぶ声が聞こえてきた。


───、よ……い。



───…ゃよい……



───弥生、早く目を覚まして…。



みんなの声だ。



一緒に戦ったみんなの声。



「…どこにいるの、?」



私は声のする方へひたすらに足を動かした。



途中で何度も何度も足がもつれながらも




しばらくすると、光が見えた。



その光は真っ直ぐに私の方へと向かってくる。



まるで、光の絨毯ね。



私は、その光の絨毯を歩き、一際大きな光の前に来た時、その中へと手を伸ばした。



──────やっと、帰ってきた。




─────“おかえり!”