私も気持ちを切り替えて、11人みんなと顔を合わせた。



「よし、それじゃあ。みんな練習を思い出して頑張るんだよ!」



新さんの言葉にみんなが頷いた瞬間、みんなの顔つきが変わった。



行ける。



絶対に成功する。



私たちはアイコンタクトでタイミングを合わせた。



『ホーリーライト!!』



そして、続けて私はもうひとつ。




「12の光よひとつに──ミラクルズライト!」




今あるありったけの魔力を注いで穴へと放った。




突如辺り一面が眩い光に包まれる。



「終わった…?」



光が収まり、辺りを見渡した。



周りのみんなは、力尽き、ゆっくりと地面へ落ちていく。



私は、何とか大丈夫。



貧血のような、頭がクラクラし、フラっとするものの、何とか周りを見渡せる気力はある。



でも、何かがおかしい…。



本来ならば、私もここで倒れているはず…。



疑問に思い、あたりを1周見回した。



すると─────