桜にいくら話しかけようとも返事が来ない。
どこか一点を見つめ固まっている。
体は動かないので、俺は目線だけを動かして桜の見ている方を見た。
すると、そこには愛が力なく横たわっていた。
愛?!
そうだ、俺がこんな怪我をするから…愛まで負担が……
最悪なこの状況を何とかしなくては…
でも、俺が今できることは少ない…
まずは、弥生をとめなくては……
そう思って弥生に再び辞めるよう言おうとした時…
「弥生!愛斗!」
見知った声が聞こえ、目線を向けると、
そこには頼もしいSクラスの仲間たちがいた。
「愛斗!大丈夫か?!」
俺を見た龍が言う。
この姿を見て、大丈夫だと思うかよ…
「だ、いじょう、ぶなわけ、ない、、だろ…」
「弥生!しっかりして!!あと、桜も!」
葉月がそう声をかける。
それでもなかなか弥生は正気を取り戻さない。
桜は…
何とか戻ってきてくれたようだった。
『愛……が、愛が…愛斗が倒れたあと、、一緒に、倒れた……』
桜、ごめんな。
「桜!あなた忘れたの?!こうなった理由をあなたは1番わかっているはずよ!それに対処の仕方も!あなた、ペット界のトップなんでしょう?!しっかりなさい!」
