奇跡を起こした12の月光




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それは、突然起こった。



「…?!弥生!危なっ──」



愛斗の声が聞こえたと思ったら、目の前に大きな火の玉が迫ってきていた。



やばい…!


油断した!



間に合わない…!



一人で焦ってしまい、反射的に、目を瞑ってしまった。



次の瞬間


───ドォーン!



という大きな音が聞こえた。



けど、いつまでたっても痛みはやってこない。



恐る恐る目を開けると、



「…?!」



……え…?



嘘だよね…?



目の前にぐったりとした1人の少年がいた…。



え…?



私を庇ったの……?



よく見ると、彼は私のよく知っている人だった。



「……な…そんな……」



私がしくじったせいで……



私がもっとしっかり周りを見ていれば…



「あ、うぁ、、あぁぁぁーー!!」



子供のように私は泣きじゃくった。



目の前には、私を庇って倒れている愛斗の姿があったのだった。