奇跡を起こした12の月光




私は部屋に帰ろうとしたけど、星川さんに止められた。



「そういえば弥生!いつまで苗字読みなわけ?私と皐月は名前で呼んでるのに!」



「そうよ!名前で呼んで欲しいなぁ。弥生ちゃん!」



「いや…えと…」



これは非常に困った…どうしよう。



でもそう思うのも無理ないよね〜。



これは呼ばなきゃいけないの?



「俺たちのことは?」



げっ!神無月くん…



「男子たちはいいの!」



「えっ?!そんなぁ…」



ここは星川さんナイス。



「で?名前で呼んでくれるよね?」



すごく満面の笑みで言われた。



その顔怖い…うぅ逃げたい。



「じゃあ、呼んでくれないなら…どうしよっかなぁ」



日高さん…?顔が笑顔で逆に怖い…



そんな脅すような子だったの…?



星川さんの方を見ると星川さんもおなじ状況だった。