きっと何かしらの手を使って1番見晴らしのいい王宮のこの場所から穴を何とかしようとしているのだろう。
「今、暦月魔法学園のSクラスの生徒たちには王都に行ってもらっています。私は王宮を、外から守ります。」
今、王宮内で戦ってもらっている人達を助けたい。
だから、私が、外に出て中に入るのを最小限に抑える。
「あぁ、頼んだ。だが、最後の使命を忘れるな。」
「はい、行ってまいります。」
少しでもみんなの役に立てるように…
お父様も、周りのみんなも頑張っているんだ。
私は生まれ持った素質で、全力をつくすのみよ!
「桜!準備はいい?」
『もちろんよ!!』
こうして私と桜は今回の戦いに本格的に乗り出した。
