「…っ」
私の考えてたこと全部否定された。
「返事は全てが終わってからでもいい。今は大変な時だから一時的に頭の中から消してもらってもいい。弥生の返事待ってる。」
そう言って私の部屋を出ていった愛斗。
愛斗が出ていったあと、私はベッドに倒れ込んだ。
頭が混乱している。
あの愛斗が、私を好き…?
どうしたらいいの。
それに、全て終わってからでもいいって…
「私、終わったあと、生きてる確証もないのに…」
はぁ…
私は大きなため息を着いた。
『何?弥生。なにか悩みでもあるの?』
さ、桜〜…!!
「…うぅっ……」
私は桜に抱きついた。
『なになに、愛斗くんにでも告白されたの?』
え?!
私は驚いて肩がピクついた。
『あら?図星だったの?』
天使のような笑みを浮かべてそう問うてきた桜。
「…うん///」
『弥生はどうしたいの?彼のこと好き?それともそういう対象として見れない?』
好きか嫌いかで聞かれれば好き…
でも、それは恋愛感情での好きなのか…
友達みたいな感じの好きなのか…
「わかんないよ〜…」
