ありがとうを言っても言いきれない。
最後なんか、それぞれ少しずつだけど、言葉をくれた。
電話中どれだけ泣きたかったか…
会いに行って、甘えたかった…
でも、我慢した。
寂しかった。
なかなか会えなかったし、王家ということもあって、普通の親子みたいに暮らせないから。
どうしても、何かを我慢しなくては行けない。
わかっていても、寂しい。
でも、あれらの言葉で全部吹き飛んだ。
すごくみんなからの愛が沢山詰まってた。
それに感情が抑えきれなくなりそうで…
最後の声は自分でもわかるくらい震えていた。
ありがとう。
ありがとう。
こんな私をここまで導いてくれて、これからも支えてくれようとしてくれて、ありがとう。
それから数十分くらい泣き続けた。
