「姉様は昔から無茶を言うんだから。でも、それを毎回やってのけるんだ。そういうところ、尊敬する。」
楼星…
「私も、弥生お嬢様ならそういうと思ってました。信じていますよ。」
愁雨…
「大人になったのですね、弥生お嬢様。頑張ってくださいね。応援と手助けはお任せ下さい!」
彩雨さん…
「ほら、李桃さん。」
「あぁ、そうだな。弥生、お前ができること全て出し切ってこい。だが、誰かを守るというのは、相手が無事なのはもちろんだ。だが、自分も生きていなきゃ意味ないからな。」
お父様…
全て見透かされているのかしら…
「はい、重々承知しています。ありがとうございます。明日、精一杯頑張ってきます。絶対誰にも死なせません。お父様達も生きてくださいね。それでは。」
そう言って、電話を切ってすぐ、愛斗に抱きしめられた。
「よく頑張ったな。溜まってるもん、今のうちに出しとけ。誰も見てないから。」
愛斗に優しく背中をトントンされてすぐ、私は彼の胸を借りて思いっきり涙を流した、
みんな、優しかった。
誰も反対せずに、認めてくれた。
