「それなら安心して。お爺様、明日は学園外の魔物討伐実践だって、伝えたらしいわ。それに、合宿のあとから魔物との戦いの授業、座学も実技も増やしたらしいわ。」
さすが葉月のお爺様ね、、
手を打つのが早いわ。
それに、言葉の選び方も不安にさせないよう、気をつけている。
「それなら良かった。そろそろ解散しよっか。」
「えぇ。そうね。」
愛斗に続くようにして、それぞれ部屋に入っていった。
さて、私も戻りますか。
『弥生、これからペットたちの集会あるからごめん。先寝てていいわよ。電話頑張って。』
桜…
それだけを言って違う所へとワープしてしまった。
忙しそうね。
私は桜が行ってしまったのを確認して部屋へと帰って行った。
さて、私も電話しなくちゃ。
でも、なんて言おう…
明日頑張るね?
いや、違う。
明日絶対に本気で誰も傷付けないように頑張る?
これも違う…
「はぁー……」
溜息をつきながらベッドに倒れ込んだ時、ドアをノックする音が聞こえた。
誰だろ…
「…はい」
「俺だけど、入ってもいい?」
あー、愛斗か…
