奇跡を起こした12の月光




「それなら安心して。お爺様、明日は学園外の魔物討伐実践だって、伝えたらしいわ。それに、合宿のあとから魔物との戦いの授業、座学も実技も増やしたらしいわ。」



さすが葉月のお爺様ね、、



手を打つのが早いわ。



それに、言葉の選び方も不安にさせないよう、気をつけている。



「それなら良かった。そろそろ解散しよっか。」



「えぇ。そうね。」



愛斗に続くようにして、それぞれ部屋に入っていった。



さて、私も戻りますか。




『弥生、これからペットたちの集会あるからごめん。先寝てていいわよ。電話頑張って。』



桜…



それだけを言って違う所へとワープしてしまった。



忙しそうね。



私は桜が行ってしまったのを確認して部屋へと帰って行った。




さて、私も電話しなくちゃ。



でも、なんて言おう…



明日頑張るね?



いや、違う。



明日絶対に本気で誰も傷付けないように頑張る?



これも違う…



「はぁー……」



溜息をつきながらベッドに倒れ込んだ時、ドアをノックする音が聞こえた。



誰だろ…



「…はい」



「俺だけど、入ってもいい?」



あー、愛斗か…