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練習も終わり私達は寮に戻ってきた。
みんなさっきの練習で、少し疲れ気味かな?
今日は早めに解散しないと…
そう思っていると、
「あっ!明日はっていうか、今日から苗字呼び無しよ!先輩後輩関係なし!これだけいいたかったの!」
思い出したように長月ちゃんが言った。
「そうだな。苗字だと長いし、早速今日から名前呼びにしよっか!」
え…
長月ちゃんと新さんはいいけど…
ていうか、私まだ神無月くんと、如月くんのこと苗字で読んでいるのよね…
「弥生、今日から名前呼びだ!」
「そうだね。弥生、お互い呼び捨てで!」
すると、私の考えを読み取ったのか、今まさに考えていた人物から声をかけられた。
「あー、うん。龍、雪人。」
「ほらほら!あそこの3人みたいに、私達呼び捨て大歓迎!」
白雪先輩、改め睦月先輩は笑顔でそう言った。
「「はい!睦月先輩!」」
葉月と皐月の返事から、みんな名前で呼び始めた。