※・※




練習も終わり私達は寮に戻ってきた。



みんなさっきの練習で、少し疲れ気味かな?



今日は早めに解散しないと…



そう思っていると、



「あっ!明日はっていうか、今日から苗字呼び無しよ!先輩後輩関係なし!これだけいいたかったの!」



思い出したように長月ちゃんが言った。



「そうだな。苗字だと長いし、早速今日から名前呼びにしよっか!」



え…



長月ちゃんと新さんはいいけど…



ていうか、私まだ神無月くんと、如月くんのこと苗字で読んでいるのよね…



「弥生、今日から名前呼びだ!」



「そうだね。弥生、お互い呼び捨てで!」



すると、私の考えを読み取ったのか、今まさに考えていた人物から声をかけられた。



「あー、うん。龍、雪人。」



「ほらほら!あそこの3人みたいに、私達呼び捨て大歓迎!」



白雪先輩、改め睦月先輩は笑顔でそう言った。



「「はい!睦月先輩!」」



葉月と皐月の返事から、みんな名前で呼び始めた。