「じゃあまずは、それを使えるか調べないと!ねね!競技場へ行きましょう!そこで調べるの!誰が使えるのか!」
従者の女の子の言葉に皆が賛成し、それぞれ競技場へと飛んだ。
「つっかれた〜!!」
結局使えるのは王族の女の子だけだった。
その後みんなは魔法の練習を繰り返した。
それから3日後、それは突然やってきた。
──ドンッ
「きゃぁぁぁ!!」
「何、今の?!」
「なぁ、もしかして…」
「えぇ、ついに…」
いつものように準備運動が終わったすぐあとの出来事だった。
「お嬢様、皆様、大丈夫ですか?!」
一人の執事がスッっと入ってきてそういった。
それに彼らは頷く。
「ご無事で何よりです。お嬢様が言っていたことが始まってしまいました。ですので、皆様は安全なところへ──」
「みんな!行くわよ!!」
『了解!!』
「はい?!皆様どこへ──!?」
執事が止めようとしてもそれはもう遅く、彼らはとっくに移動してしまっていた。
