『さっきから聞いていれば、私のせい。だから全部私一人で片付ける?挙句の果てには私、パートナーのことも頼ってくれないの?!弥生が逆の立場になったらどう思う?信頼している人から頼られず、1人で全部抱え込まれるの!どう思うのよ!』
私が逆の立場だったら…?
どう思う?
『ねぇ弥生、どうして私のことすら頼ってくれないの?1人で全部抱え込まないでよ…私はあなたのパートナーなの……他の何者でもない……お願いだから………!』
桜は涙を流しながら私に必死に訴えてくる…
桜…
桜の気持ちが痛いほど伝わってくる。
私も逆の立場だったら絶対桜みたいに思うわ。
目が覚めた。
何も教えてもらえないのは私だって辛い。
頼って貰えないのも……
だから…
「…ぅ……言うよ、桜。ありがとう、おかげで目が覚めた」
私は未だに泣いている桜をギュッと抱きしめた。
『…ぅん……うん!私も一緒に行ってあげる。行こ!みんなの所へ!』
「うん!」
私たちはお互い目が赤い状態で笑いあった。
逃げてばかりじゃダメだ!
しっかりしないとね!
私と桜は、練習をしているであろう教室へ一緒にテレポートした。
