奇跡を起こした12の月光




はぁ…めんどくさい。



「そうだ!当番決めようよ!料理作る人とか、洗濯する人とか、掃除する人とか!掃除って言っても、自分の部屋は自分でやるんだけどね!ねぇねぇ!みんなどう?」



あ〜、自分の部屋は、自分で掃除なら大丈夫だわ。



私は一通りなんでもできるし、なんでもいいわ。



「皐月の意見いい!ちょっと夢だったんだ〜!みんなで当番作ってやるの!週替わりとかで行く?」



週替わりか〜。



めんどくさいわね…そんなことなら、ずっと同じ当番がいいわ。



「そういえば、みんな料理できるか?俺は出来ないけど…」



確かに…それが一番重要ね…。



「「私も!」」 「僕も!」



あ〜…できるのは私と水無月くんだけなのね…アハハ…



それなら、私たちで回すことになるのかな?



「弥生!愛斗!料理当番お願い!その他はやらなくてもいいから!」



それなら…いや、そうじゃなくてもそっちの方が楽だわ。



「私は別にいいわよ。」



水無月くんはどうなんだろう。



「俺も。」