そうだったわ…
桜って結構すごい子だったわ。
「そうね、桜が言うことは信用できるわ。当日お願いね。」
私は彼女の言っていることを信用して、頼む。
『任せて!』
桜はえっへんと胸を張りながら、ドヤ顔で私に答えた。
ふと、時計を見るとそろそろ戻らないといけない時間だった。
私は、長月ちゃんと新さんに声をかけた。
「私、そろそろ戻るね。台本ありがとう。頑張って覚えるわ…。それに、生徒会も…」
「ほんとだ、結構時間たってたんだね。引き止めてごめんね!弥生なら、生徒会も台本覚えるのもきっと大丈夫よ!私が保証するわ!!」
長月ちゃんは自身いっぱいにそう言った。
「俺も、弥生ちゃんなら心配いらないと思うよ。長月と俺2人が保証する。」
長月ちゃん、新さん…。
2人はやはり先輩だ。
彼らにそう言われると、安心する。
それに、大丈夫な気もしてくるから不思議だ。
「うん、ありがとう。2人も頑張って。」
微力ながら私からもエールを返す。
2人はそれに優しい笑顔で応えてくれた。
「また明日。おやすみ」
「「おやすみ」」
